近視進行抑制治療について
近視について
近視とは、眼球の形が前後に長くなって、目の中に入った光のピントが合う位置が網膜より前になっている状態です。
近視は子どものときほど速く進む可能性があります。また、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることはなく、早い段階からできるだけ近視が強くなるのを避けることで、将来の見え方を守り、目の病気になる可能性を低下させることができます。
オルソケラトロジーについて
夜間寝ている間に特殊な形状の高酸素透過性ハードコンタクトレンズを装用することで角膜の形状を整え、一時的に近視を矯正する治療で、日中は裸眼で過ごすことができる近視矯正方法です。
20歳以上を原則とし、20歳未満は医師判断のもと、慎重処方となります。
オルソケラトロジーの特徴
スポーツも裸眼で楽しめ、レーシックなどの外科的手術ではありませんので、装用を中止すれば元の角膜の状態にもどります。寝ている間に矯正しますので、最低でも6時間以上の睡眠が必要になります。
治療の流れ
| (1)オルソケラトロジーの説明、問診 問診後、治療の詳しい内容とスケジュールについての説明を行います。 |
| (2)適応検査・診察 眼の状態を検査し、オルソケラトロジーに適しているかを医師が総合的に判断します。 |
| (3)テスト装用 トライアルレンズを実際に装用します。1時間の装用になりますが、レンズの装用感を体感していただきます。また、レンズの取り扱い方法や定期検査のスケジュールについても説明をします。 |
| (4)テスト装用開始 ご自宅にトライアルレンズを持ち帰り、就寝前に装用し、起床後に外す、これを1週間続けます。テスト装用開始1日目、3日目、7日目に検査・診察を行い、安全に装用できているかの確認をします。 視力矯正の効果が不充分な場合は、他のレンズに交換し、再度テストを行います。 |
| (5)契約・治療用レンズ注文 オルソケラトロジーで効果が得られた場合に、契約を行い、治療用レンズを注文します。 |
| (6)治療開始 治療を開始してからは、医師の指示のもと定期的な検査・診察があります。 |
プログラム費用
| 項目 | 料金 | 内容 |
| 両眼プログラム | 165,000 円 (税込) | 両眼レンズ・契約3ヶ月間の検査・診察 |
| 片眼プログラム | 88,000 円(税込) | 片眼レンズ・契約3ヶ月間の検査・診察 |
| 3ヶ月以降の検査・診察 |
3,300 円 (税込) |
|
| 片眼紛失(破損) |
1枚 33,000円(税込) |
*費用は保険適応外です。
オルソケラトロジーQ&A
Q1 レンズに寿命はありますか?
A レンズの取り扱い状態にもよりますが、およそ2~3年です。
Q2 どのくらいの頻度でレンズをつける必要がありますか?
A 毎晩寝る前にレンズをつける必要があります。
Q3 オルソケラトロジーを辞めたら視力はすぐに戻りますか?
A すぐには戻りません。角膜が元の状態に戻るまでに2週間~1ヶ月程度かかります。
Q4 誰にでも効果がありますか?
A 遠視の方は適応外になります。近視の方であっても、中程度(-5.00D)までです。乱視が強い場合も適応外になります。
Q5 レーシックとの違いは?
A レーシックのように角膜を削るという事ではありませんので、オルソケラトロジーを中止した場合は角膜は元の状態に戻ります。
Q6 眼の痒みや痛みがある時も装用できますか?
A 痒みや痛みがある時は、レンズを装用せず、早めに眼科を受診して下さい。無理に装用すると、症状を悪化させる可能性があります。
オルソケラトロジーに関する注意事項
・オルソケラトロジーレンズは、角膜に直接のせて使用するものです。取扱い方法を誤ると重い眼障害につながることがあります。
・目の状態や、レンズ検査で、眼科医が継続して使用不可能と判断した場合は眼科医が指示にて装用を中止する場合があります。
・新しいレンズにする場合(破損・紛失等の理由に係わらず)、眼科医の診察を受ける必要があり検査代が別途掛かります。
オルソケラトロジーは予約制となっております。
事前のお電話にてお問い合わせください。
(お問い合わせ先:宮崎中央眼科病院 電話0985-24-8661)
リジュセア®ミニ点眼液 0.025%による近視進行抑制治療について
リジュセア®ミニ点眼液 0.025%よる近視進行抑制治療については、発売前の臨床試験において、点眼を行わない場合に比べて、小児の屈折値の進行や、眼軸長の伸びを抑制することが確認されました。主な副作用として羞明(まぶしさ)があります。
本治療は、近視の進行を抑えることを目的としています。ただし、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は視力を回復させるものではありませんので、その点をご理解ください。近視の程度に応じて眼鏡等での視力矯正が別途必要となります。
治療スケジュール・費用
検査後、適応と判断されれば治療開始となります。副作用等がなく、治療継続に問題なければ、定期的に効果をモニタリングします。検査診察は事前予約が必要です。
ご希望の方は事前に0985-24-8661(検査予約)にご連絡ください。
診察・検査代は公的医療保険、薬剤費用は選定療養費(公的医療保険の対象外)となります。
| 治療スケジュール | 費用(税込) |
| 適性検査 | 診察・検査費用(公的医療保険) ※サイプレジン点眼による精密屈折検査がありお時間がかかります |
| 初回 | 診察・検査費用(公的医療保険)+点眼薬費用(4,380円/30本) |
| 2 回目 (初回から1ヶ月後) |
診察・検査費用(公的医療保険)+点眼薬費用(8,760円/60本) |
| 3 回目 (初回から3ヶ月後) |
診察・検査費用(公的医療保険)+点眼薬費用(13,140円/90本) |
| 4 回目 (初回から6ヶ月後) |
診察・検査費用(公的医療保険)+点眼薬費用(26,280円/180本) |
| 5 回目 (初回から 1 年後) |
診察・検査費用(公的医療保険)+点眼薬費用(26,280円/180本) |
| 6 回目以降(半年毎) | 診察・検査費用(公的医療保険)+点眼薬費用(26,280円/180本) |
注)リジュセア®ミニ点眼液 0.025%による治療は選定療養です。
※1 年に 1 回はサイプレジン点眼による精密屈折検査(眼底検査)の検査を行います。
なお、副作用等で治療を中止した場合でも、一旦処方した点眼薬については原則、返品・返金に応じることはできない旨、あらかじめご了承ください。
問合せ先
ご不明な点がございましたら下記までご連絡ください。
社会医療法人 慶明会 宮崎中央眼科病院 TEL 0985-24-8661
